経営者の悩みの99.9%は「人絡み」

HUMAN RESOURCE 経営者の悩みの99.9%は「人絡み」 2019.10.09

HRI Interview♯02 組織は変われる!コミュニケーション活性化講座
エンゲージメントクラウド『Talknote』の開発・販売を行うTalknote株式会社 取締役の和田郁未さんにお越しいただき、全経営者に共通する悩みの種と言っても過言ではない「人」「コミュニケーション」を軸にした組織改善について吉崎と対談を行いました。

>>エンゲージメントクラウド「Talknote」HP<<

Talknote立上げの経緯は創業者の失敗から

Talknoteさんは、現在約1,000社に導入されているんですね。すごいですね。創業者の方はもともとどういうことをされていたんですか?

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吉崎

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和田

創業者の小池は、もともと飲食店を経営していました、高校卒業後、お金を貯めて東京に飲食店を開き、4店舗出した頃インターネットの可能性を感じ、成果報酬型のインターネットの求人サービスを始めたんですね。でも、一気に多事業展開をしたことで、「人」の問題に直面したんです。創業の思いや理念が社員たちになかなか浸透しないばかりでなく、事業が違う中でコミュニケーションが取れなくなって、人がどんどん辞めていく状況に陥ってしまいました。結局事業もうまくいかなくなって、二束三文で飲食店事業を売ってしまったんですね。

だた、そこで「人の問題で困っている会社や経営者がいっぱいいる」ということに気が付き、社内コミュニケーションを上手くとれるような仕組みを自分たちで作り始めて、それを飲食店繋がりの経営者たちに話していたら、「それうちも使いたい」という声が集まって、Talknoteが始まりました。

へー、そうなんですね。確かに、私も船井総研時代から含めてコンサルタントとして長年いろんな経営者を見てきた立場、そのあと前の会社では取締として会社の全体感を見る立場を経験してきましたが、今の経営者の立場になると全然違いますよね。資金繰りに困っていないという前提だと、恐らく経営者の99.9%の悩みは「人」絡みだと思いますよね。どうコミュニケーションをとるか、または「採用」といったポジティブな面から、日々の日常の業務、「退職」といったネガティブな面まで含めての「人」の問題。
僕も、ぼーっとしている時、何も考えたくない時でもつい考えてしまうのは、「人」の問題です。

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吉崎

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和田

そうなんですね(笑)。でも、本当にその通りだと思います。私もこれまで沢山の経営者の方のお話を伺ってきましたが、みなさんそうですよね。

僕の知り合いの経営者でも、離職率が高くてどうしたら自分の思いを伝えられるかに悩んでいて…一生懸命伝えようとしても、社員の日常業務はテレアポをとったりする要は「しんどい業務」だから、理念なんて言ったところで、結局は社員から見ると「業績上げたいだけなんでしょ?」としか映らなくなってくる。

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吉崎

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和田

そうですよね、経営者の方、特に創業社長の方って、熱さというか磁力のようなものがあって、社長の周辺の方は意外と辞めないんですよね。社長から遠くなれば遠くなるほど、「何考えているのか分からない」、「言っていることとやっていることが違う」と見えてきてしまい、退職が増えてしまう…。

「下からどんどん意見を言って」という経営者は多いですけど、ほとんどの人は本音で言ってこない。だからといって置いていくわけにはいかない。結局そんな感じですよね…

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吉崎

組織改善は人事発信ではなく経営者から

お話を伺っているとTalknoteのサービスって一番刺さるのは役員や人事・総務担当の人よりは経営者じゃないですか?

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吉崎

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和田

すごい!本当にそうなんですよ。人事発信というのはほぼなくて、あったとしても使われ方がどうしてもシステマチックになってしまうんですよね。全然エンゲージが高まるような使い方が出来ないんです。なので、絶対に経営者の方を巻き込まないと結局Talknoteでやりたいことが実現出来ないので、「経営者発信」でやってもらうことに重きを置いていますね。

うん、ほんとそんな感じしますよね。
Talknoteのホームページ見ると、規模の大きな企業もトークノートを導入しているんですね。

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吉崎

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和田

確かに、HPで紹介している導入事例の中には比較的規模の大きな企業様も掲載されていますが、一番多いのは50人から150人くらいの規模ですね。それぐらいからコミュニケーションに支障というか課題が出ることが多くて、導入に至るというケースが多いですね。

なるほど。「一人の人が面倒見られるのは7人まで」なんてよく言われますよね。だから、10人行かないくらいで止まってしまうような企業が多く、もっと規模を拡大しようとするとナンバー2となる人が必要になってきますよね。ある一定の数を超えるとコミュニケーションを密にするのは不可能に近いですよね。

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吉崎

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和田

そうですね。その数がだいたい50名前後かなって思います。

そこでTalknoteが一役買うってわけですね。

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吉崎

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和田

そうですね。ありがとうございます。ただ、導入したからいいという話ではなくて、私たちはアフターフォローにも力を入れています。理念や思いを伝えましょうという導入時の根本的なところはもちろんなんですけど、実際にTalknoteの中身を見させてもらって、「こういう場合は~~って反応してあげましょう。」「こういう声かけが一般的にはいいと思いますよ。」といったような具体的なアドバイスもさせて頂いていて、特に最初の3か月はかなり密なコンサルティングをしています。

なるほど。製品ありきではなくて、もはや製品を使ったコンサルティング会社ですね。

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吉崎

 

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