東京への人口流入を徹底解明!上京者はどこから来てどこに住むのか?

DATA 東京への人口流入を徹底解明!上京者はどこから来てどこに住むのか? 2020.02.04

東京圏への人口流入が止まりません。

総務省は、住民基本台帳に基づく2019年の人口移動報告を発表しました。これによると、39道府県で転出超過となっている反面、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の4都県で構成する東京圏は転入者が転出者を14万8783人上回る転入超過で、前年より8915人多い数となりました。東京への一極集中に歯止めがかからない現状が浮き彫りになっています。

どこから東京都に来ている?

まず、東京都に他の道府県から移動してきた46.6万人が日本国内のどこからやってきたのかを見ていきましょう。

■道府県別 東京都への人口流入者数東京への一極集中

神奈川県を筆頭に、埼玉県、千葉県と東京近郊のエリアからの流入が目立っています。以降は、大阪府、愛知県、北海道、福岡県と地方都市が続きます。ただ、これらのエリアは母数も多いので、次に各都道府県における人口1000人あたりの東京都への移動者の数を算出してみました。

■道府県別 東京都への移動者(人口千対)東京への一極集中
ここでも、上位三県は変わらず、そして山梨県、茨城県、栃木県、群馬県などのやはり東京近郊エリアが上位に来ています。関東甲信地方以外の”遠方からの上京”でみると、宮城県の次に沖縄県、そして青森県などが続き、”上京志向が高い”と言えるのではないでしょうか。
意外なところでは、大阪府、福岡県、愛知県などの地方都市では、全体の人口においては東京都へ移動する人がそれほど多くはないようです。
また、上京者を男女別で見ると、男性よりも女性が多かったのは6県のみで、そのうち青森県、岩手県、秋田県、山形県と4県が東北地方でした。東北では、女性の方が上京志向が高い傾向にあるのかもしれません。

他の道府県から来た人は東京のどこに住んでいる?

他の都道府県から移動してきた人のうち、77.3%の人が東京23区に住んでいます。それでは、どの区が人気なのでしょうか?

■区別 他の道府県からの転入者数  東京への一極集中
世田谷区と大田区が圧倒的に多いようです。ただ、この二つの区に関しては、元来エリアも広く人口も多いため当然の結果と言えるかもしれません。そこで次にそれぞれの区の人口に対する他の道府県からの転入者数の割合を見てきましょう。

■区別 人口に対する他の道府県からの転入者数 割合
東京への一極集中
どの区もあまり変わらないようです。ただ、注目すべきは賃料水準が比較的高い千代田区が、人口に対して転入者が多いということです。

最後に、移住前の道府県別でどの区に移動したかを調べてみました。すると、多くの道府県で上記と同じような、結果になりました。特徴的だったのは、東京に隣接するエリアです。
■移動先別 東京都への転入者数割合
東京への一極集中
こちらは東京都へ転入してきた人の移動先別で割合を算出した結果ですが、赤色は上位2区、青色は特筆すべき区として色分けしました。これを見ると、隣接する県からの東京都への移動は、県境となるエリアに移動する傾向が高いのが分かります。山梨県に関しては、半数近くが23区ではなく山梨県に隣接する市部へ移動しているようです。

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  • 2019.09.19  BUSINESS TREND 進む東京への一極集中。人口増加はいつまで続くのか…? #

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